2020年東京オリンピックのゴルフ競技の会場と実施方法
オリンピックのゴルフ競技は2016年のリオデジャネイロ大会で112年ぶりに復活し、2020年の東京オリンピックでも引き続き正式競技として実施される予定です。
会場になっている埼玉県川越市の「霞ヶ関カンツリー倶楽部」は1929年10月に開業した歴史のある会員制ゴルフ場で、過去に日本のゴルフツアーにおけるメジャー大会を実施した経験が何度もあるほか、日本とアメリカの首脳外交の舞台として利用されたこともあります。
2020年東京オリンピックで行われるゴルフ競技は前回大会と同様、4日間で計72ホールをまわるストロークプレーのみで、天候に問題がなければ男子は7月30日、女子は8月5日が初日になる予定です。

出場資格があるのは男女ともに国際ゴルフ連盟(IGF)が作成している世界ランキングをもとに選出された60名です。ランキング15位までの選手15名には無条件で出場資格がありますが、残りの45名はランキング16位以下の選手の中から1ヶ国につき2名まで出場できます。
ただし、世界ランキング15位以内の選手がオリンピックに出場する場合は、16位以下からの出場枠は1つのみになります。
また、前回大会と同じように開催国枠が1つ保証されており、必ず1名は日本国籍の選手を出場させられるほか、アジア・オセアニア・ヨーロッパ・アフリカ・アメリカの5つの地域で各1枠が保証されています。
リオデジャネイロ大会ではジカ熱の影響を不安視して出場を辞退した者が少なくありませんでしたが、東京大会では強豪選手が揃うかどうか注目です。